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組織試験

ミクロ組織試験

金属組織は材質によって異なり、熱処理によってその状態は様々に変化します。ミクロ組織試験では、金属顕微鏡を用いた12.5倍~1000倍の拡大観察により、材質や熱処理状態を特定することができます。また標準試料との比較により、所定の材質、熱処理が得られているか判定します。 ミクロ組織試験をするためには、材料の観察面をキズの無い鏡面に研磨し、更に金属組織を現出させるための薬品処理が必要です(エッチング作業)。これらの作業は材料によって異なり、独自のノウハウが必要となります。

適用規格
ASTM E407 Standard Practices for Microetching Metals and Alloys
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結晶粒度試験

金属材料は、一般に結晶の集合から成っており、結晶の大きさが強さや靭性に影響します。平均的な結晶の大きさを表す粒度番号が決められており、粒度番号の標準スケールと照らし合わせる比較法あるいは一定の長さの線分が結晶を横切る数をカウントして求める線分法などがあります。

適用規格
ASTM E112 Standard Test Methods for Determining Average Grain Size
JIS G0551 鋼-結晶粒度の顕微鏡試験方法
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非金属介在物試験

金属材料の中には、Al,Si,Mn、Mg等々の酸化物あるいは硫化物など非金属介在物と言われる異物が存在しており、それらの大きさや量によって材料強度等に影響を及ぼします。金属材料を鏡面研磨し顕微鏡で観察すると、非金属介在物が単独・連鎖状あるいは長く伸ばされた状態で観られます。これらを形態別に大きさや量を評価する試験です。

適用規格
ASTM E45 Standard Test Methods for Determining the Inclusion of Steel
JIS G0555 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
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